「眼孔、斜に射す太陽」(映像・音響×ライヴ演奏)ゲスト:生西康典、掛川康典(映像/音響編集)/山本精一(ギター)/角田俊也、音男(音源提供)@写真美術館


この企画があることは知ってたけど、いったいどんなのかよく分からなかったからほっておいたら、おいそんが山本精一だから面白いんじゃない?ということで行ってきた。ネットがずっと止められてたので、概要とか当日のチケット配布のこととか調べないままで3時間くらい前に行けば大丈夫かと思っていたら、すでに10時からチケットの配布は始まっていたらしく、2時半で250番目。驚いてしまった。あと10人遅かったらチケット手に入らず、入れる保証もないまま開演までずっと並ぶはめになってしまった。ぎりぎりでよかった。
地下1階のとこの会場で、おしりの骨が痛くてしょうがない座布団と言われるビート板に座って、1時間半。とにかく体勢がきついし、おしりが痛い!いきなりオジサンのお話で始まり、塵埃の舞う映像で、雑踏の雑音で続く。ここですごく眠くなって、うとうと。うとうとがおさまっても、内容はほとんど変わらず。映像の塵埃が空中なのか、何なのかほんと分からない。不思議な世界をずっと彷徨う。ギターの音が聞こえてきたら、なんだか明るくなって、海の水面だってことが分かった。日の出の時間の海の水面。水面を彷徨うから、苦しくてたまらない。水中で漂っていて、息が苦しくなると、水面へ上がるけど、それが短いからほんと苦しい。苦しい。もうちょいというところで、水中へ戻される。その連続。ただ、水中は、地平線の向こうに太陽がでかかっているときなので、その太陽の光が真っ直ぐ差し込んで、観たことないけど、想像上のオーロラ。たぶん、オーロラってこうなんじゃないかと思う。まさに光の帯がひらひら。黒紫から黄色までの色相環の流れを見た。太陽は赤かった。すごく前に、夢でみどり色の水中から水面を見ていたのを思い出したけど、太陽が赤いと、海はみどり色だってことを知った。太陽が黄色いと、海は青だから。
最後らへんでは、人工映像で、それは宗教の目覚めだった。あなたは目覚めた。ぐるぐる。あなたの神は、おっしゃられた。ぐるぐる。ぐるぐる。新興宗教とかの、マインドコントロールルームムーススーツツール。それで終わった。