シュルレアリスムと写真 痙攣する美 @写真美術館


思い立って初日に行ってしまった。名前に魅かれたものの、内容はというとそうでもなかった。とりあえず、入ってからすぐのは見たことのあるような写真が並び、ちょっとばかし失敗したかと思っていたけど、最後のほうは面白かったかな。ハンス・ベルメールボンレスハム状態の縛った肉体。写真を見たのは初めて。肉肉しい人形。ピエールなんとかの女性の身体の一部をコラージュするのは、ボンボンのにそっくりだったから、ボンボンは意識してたのじゃないかと思った。1つ疑問に思うのは、シュルレアリスムの写真作品っていうのは、コラージュ写真とかは分かるけど、撮られている対象が作品なのか、それともその物体を撮った写真がそうなのか、いまいち分からないところがある。今回の展示では、写真というものを作品として見たらいいのか、それとも記録としての写真を見たらいいのか、それかその両方なのか、作品によって違うのか、というのが曖昧で、たこが理解していなさすぎているだけかもしれないけど、それが難しかった。別に嫌いではないのだけど。
「シュール」って使われ過ぎてて、とても安っぽい響きがしてしまう。クラスの子が、いかにもクラシカルな服を作っていたのに、これシュールやろ、シュールとしかいえん。と言っていたのに、吐き気がした。