NAVIGOで振り回されるの巻

パリの地下鉄はすべて同一料金で、ちょっとの郊外なら、同じ料金ですべて行けてしまう。これから住むところも、パリにぎりぎりの郊外なので、パリではないけれど、同じ料金で乗れてしまうのでお得。そこで定期はどうなるのかというと、1週間や1ヶ月とあって、それを買えば、何度でも乗り放題。パリ市内どこへでも何度でも。値段は55ユーロするので少し高めだけど、学校以外でもいろいろと行きたいという人はかなりお得なのでは。9月から申し込みができる学生の定期があるらしく、こっちはもっと安いので、9月からはそっちに乗り換えようかなと。そこで、その定期なのですが、PASMOとか、Suicaみたいにピッとタッチすれば通れてしまうNAVIGOというカードが存在して、写真を持っていけばすぐに誰でも作れてしまう。銀行がまだない人向けのカードを作ったんだけど、これ、IDカード(写真とサインの載ってるカード)と、ICカードが別になってる2枚でできていて、この、IDカードを落としてしまった。駅の窓口へ行くと、近くの大きな駅へ行けと言われ、朝早く行ったのだけど、対応が人によってばらばら。新しいのを買え、とか、無理だ、とか、カードだけ買って、チャージしろとか。最後は、紙を渡されて、とりあえず学校の時間が迫ってたので、向かった。学校でいろんな人にその紙を見せてどうしたらいいか聞いたら、それは住所が載ってるらしく、とりあえずそこへ行ってみたらいいということになったので、学校帰りにその住所へ。行ってみると、リヨンの地下鉄の本社みたいで、その窓口の人に紙を見せたら、手紙を書けと言ってきた。ひょえーということで、ただ、落としただけなんだって話したら、普通の駅の窓口へ行けというから、また地下鉄の駅の窓口を探して、今までのいきさつとか、ただ落としたんだということを話したら、このおじさん、写真を出せと言ってきた。それで渡すと、ICカードにその写真をぺたっとテープで貼り、それでおしまい。それで使っていいって言うのだった。もう、どうしようもなく振り回されたあげく、こんな形で終わるとは。これがうわさのフランス人、人によって言うことがばらばらで振り回されるというのを体験したわけだ。